働き方を“選ぶ”のではなく“作る”「ワークライフバランス」のパイオニアになるために。

新しい働き方というチャンス

今の会社から内定をもらった時、実は一度辞退をしているんです。大学入学にともない大分から上京、某航空会社で客室乗務員(以下、CA)として働いていたのですが、3年経ったころに学生時代よりお付き合いしていた主人と結婚することに。同時に仕事を辞め、福岡で働く彼の元へ移りました。心機一転、就職活動を始めたのですが、思い込んだら一直線の私は、深く考えずに興味のあったブライダル関連数社に応募。渕上ファインズを始め、いくつかの会社から内定をいただきました。しかし、そこで気づいたのがブライダル店舗は土日も通常営業だということ。どの会社も基本入社後数年は全員が店舗勤務になります。

主人と生活を合わせるためにCAを辞めたのにこれでは本末転倒。すべての会社に辞退の連絡を入れることに…自分の浅はかさを深く反省しました。でもそんな私に渕上ファインズだけは「土日も休みやすい本社勤務での採用」という働き方を提案してくれたんです。憧れのブライダル業界で働けること、チャンスを与えてもらえたことが嬉しくて二つ返事で快諾。3ヶ月ほど店舗にて研修、現場のことを学んだ後、本社の“クオリティコントロール”という部署に配属されました。

採用もブランディングの一部

クオリティコントロールでは、『Dress the Life』のブランディングを担当。当時はまだ店舗で使うペンやティーカップなども、店ごとにバラバラの物を使用していました。そのあたりの備品やグッズを統一することから始め、次に「身だしなみマニュアル」を制作、社員教育の研修に携わったりと、物と人のクオリティ向上を追求。3年経ったころに採用から関わるようにと人事部門であるHRに異動、教育まで一貫して任されることに。仕事の幅がどんどん広がっていく実感を味わっています。

現在は社員、アルバイト、中途、新卒問わず、採用すべてを担当しています。面接時に重視しているのは、やはり第一印象。接客業なので相手に与える印象の良し悪しはとても大事。また、採用後のミスマッチを防ぐためにも応募者の本音を引き出す工夫も重要。緊張をほぐすため、面接会場をカフェにしたり、ハード面での環境づくりはもちろん、自分自身も笑顔を絶やさぬよう立ち居振る舞いにも気を配っています。一方で質問に対する回答は深く掘り下げるようにしています。「それはなぜ? それはどうして?」と問うほど、嘘偽りのない本音と素の姿を見ることができると思っています。

勝てる人間になるために

面接をしていて感じるのは「受け身な人が多い」ということ。辞退する人の中には「土日休めない」「結婚、出産後に長く働けない」という理由を挙げる人がいます。自分も結婚と引越しをきっかけに転職したし、同じ女性としてその気持ちや考えはよくわかります。でも中途採用はともかく、新卒採用でこの理由を挙げるのは非常にもったいないなと感じます。「ワークライフバランス」という言葉をよく聞きますが、それで言うと新卒から数年はワークの方に力を入れる時期。その数年どれだけがむしゃらに働くか、実績を作るかによって、会社に必要とされる人材になるか、長く働けるかどうかが決まると思います。

実際、私も20代前半は、遊びも恋愛も、プライベートはすべて二の次。CAとして一人前になることだけを考え毎日必死でした。そんな努力があったからこそ、いまの会社と出会い、声をかけてもらうことができたとも思ってます。行きたい会社が土日休みじゃなければ休めるようになる方法を考える、会社が今の制度を変えてでも長く働いて欲しいと思わせるような人材を目指す。人事的にはそんな“勝てる”人材を求めているんですよね。

時間の投資ではなく、成果の投資を

入社3年目には娘が生まれました。管理職なので時短勤務という概念はなく、現在は9時半~16時半勤務で出社。会社では打ち合わせや応募者への連絡を優先し、それ以外の企画や資料作成など考える仕事は、帰宅後自分の時間を調整しながらこなしています。週末は基本お休みですが、繁忙期は主人に娘を任せて出勤したり、時に娘を連れて行くことも。小さい頃は遠慮していましたが、5歳になり、絵を描きながら待ってくれるようになったので同僚に断りを入れて同伴出社させてもらってます。

なんて偉そうに言ってますが、そんな働き方ができるのも会社、上司、同僚、家族のおかげ。今でこそ仕事と育児のバランスも掴みつつありますが、子供が生まれた当初は残業ができないことに罪悪感を感じ「アルバイト勤務」への変更を申し出たことも。でも上司の返事は「YES」でも「NO」でもなかった。「ではマネージャーになりませんか?時間ではなく、成果の投資を。作業側ではなく、企画&指示する側にまわれば良い」。その言葉で、気持ちの整理がつき、進むべき道もクリアになりました。『Dress the Life』を世界一のブランドにする、そのために必要な仲間を採用し、育てるのが私の仕事です。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『黒いワンピース』

身につけるとキリッとして、気品のあるブラックのワンピースが好きでたくさん持っています。普段はオフィスカジュアルなのですが、店舗に行くときに着たり、正装の場で着たり。シンプルな分、大振りなネックレスやコットンパールのネックレスなど、ジュエリーで変化をつけて楽しんでます。写真は大好きな『YOKO CHAN』のもの。コクーン型のスカートがお気に入り。

愛読書
My favorite book

『CREA 贈り物バイブル』

ちょっとしたお礼に、誕生日プレゼントに、どうせならとびきり喜ばれる物を贈りたい。そんな私のバイブルは、毎年11月になると発売される『CREA』の「贈り物特集」。スイーツ、コスメ、お酒、外国人向け、目の肥えた人向け、ブランドギフト、プチギフトなど、厳選された贈り物が盛りだくさん。ページを繰りながら「これはあの人に…」と想像するだけでも楽しいし、実用性もある一冊です。

企業紹介Bijinji Office

Dress the Life(株式会社渕上ファインズ)[ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

ブライダルドレスショップの運営、オリジナルドレス・和装の企画

所在地

福岡県福岡市博多区冷泉町6-16

プロフィールProfile

緒方 絵美

HR(ヒューマンリソーシス) アシスタントマネージャー/8年前、某航空会社から現在の会社に転職。クオリティコントロールでは客室乗務員時代の経験を活かし、サービス&マナーの研修などを積極的に企画。3年前よりHRのマネージャー職に。息抜きは「家族でゆっくり温泉につかること」。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

エンターテインメントの最前線から採用の現場へ。 華麗なる異動が生み出すシナジー。

内定がゴールじゃないのは採用側も同じ。心をつかむ演出とフォローで入社動機を高める取り組み。

経験を自ら取りに行き、目指すは「誰よりも学生の可能性を信じ、その可能性を拡げられる」人事。

求職者をもっと知り、会社のことをもっと理解して、採用成功へと導く人事。

面接時の顔は素の顔じゃない、と仮定するところからはじまる採用活動。

“幸せをまくハチ(Macbee)”を輩出する…社名に紐づく教育が花ひらくまで。

“変われることがWizの魅力”…自らの経験談で自社のファンを増やし続ける人事の横顔。

思うように活躍できなかった“カッコつけ”の自分。未経験人事での葛藤でその殻を破った。