すべての経験が糧になる。個々の能力を最大限に引き出し、サポートするのも人事の仕事。

店舗、本社…異動を繰り返し、成長した7年

入社7年目、現在に至るまで紆余曲折ありました。新卒で入社後、『JUNO天神本店』に配属、2年間ドレスコーディネーターを経験後、人事部門に異動。その2年後に新ブランド立ち上げに併せて岐阜に転勤。1年3ヵ月後、本社に戻り『JUNO』グループのスーパーバイザー(以下、SV)とパーソナル・デベロップメント(以下、PD)を兼任。その後、PD業務に専念したいとアピールし、現在は人事部門で教育業務を専任で担当しています。

弊社は社員の能力育成のため、ジョブ・ローテーションという制度を取り入れています。とはいえどんな経験がスキルアップにつながるか、本人の希望はもちろん、人事や上司、社長が個々の特性を見極め配属を決めます。今でこそ、自分の成長に必要な経験だったと言えますが、本社から岐阜への転勤を命じられた当時はモチベーションを保つのが大変でした。社内公募制度で念願の人事部に異動、新卒採用を任せてもらい、2年目でようやく納得のいく採用活動ができ「これからこの子たちの教育だ!」と期待に胸を膨らませた矢先の異動辞令ですから、正直、心が折れそうになりました(笑)。でもそんな転勤を決意したきっかけをくれたのも彼女たちだったんです。

奮い立たせてくれた可奈チルドレンからの激励

「可奈さんならできますよ!」、「私たち可奈チルドレンが応援します!」私が採用した子たちがくれた言葉の数々で、「頑張ってみようかな」と思えるようになりました。さらに上司となる人から「あなたならやれる」と言ってもらえたことが自信につながり、岐阜への転勤をようやく決意。転勤後はスタッフ採用から、オープン準備まで、本当にすべてを任せてもらい、文字通り目が回るほど忙しい日々。私と同僚の2人以外は全員未経験者だったので、彼女たちの教育をしながら、自らもお店に立ち、売り上げを作らねばならない。しかも慣れぬ土地…思えば“貴重な体験”でしたが、当時はなかなか修羅場でした(笑)。

「結果を残し、また本社に戻りたいです」と言った私に上司から掲げられた目標は「1年間売上目標を達成し続ける」ことと「次期店舗責任者を育てる」こと。マネジメント業務は初めてでしたが、泣き言を言っている暇はありません。『JUNO天神本店』にいたときに先輩たちがしていたことを思い返しつつ、試行錯誤しながらさまざまな取り組みをしました。周囲のサポートもあり、結果、売り上げ目標は連続達成。次期責任者への引継ぎも終え、昨年6月に本社に戻ってきました。

採用も教育も千差万別、固定観念は不要

今年の4月からは人事部門で教育研修とマナー研修をメインに担当しています。現在は新卒研修のまっただなかですが、改めてその難しさを実感中。社会人一年目の彼らはすべてがゼロからのスタート。社会人マナーから、業界の専門知識、接客ノウハウまで、一から十まで教えていかねばなりません。そこに「これは知ってて当たり前」という考えは禁物。全部知らなくて当たり前、何からどう伝えればいいのか、自分の中の固定概念を一度フラットにして考えるようにしています。

新卒社員の中には初日から優秀な子もいれば、芽が出るのに時間がかかる子もいます。私が担当した中にも、なかなか苦労をした子がいて。通常約1ヵ月半の研修後に試験があり、パスした子のみがドレスコーディネーターとして店舗に出ることができます。彼女はその試験にも何度も落ち、数回目でやっと合格。驚いたのはその後。半年程経ったころに、なぜか彼女の売り上げが急激にアップ。以降ずっとトップクラスで、今やMVPとして表彰されるほど優秀なスタッフです。まじめゆえに自分のものにするのに時間がかかっていたんだなあと。採用も教育も人それぞれ、個々に沿った対応が必要だと改めて感じました。

人事を目指したきっかけは後輩の退職

私が人事を目指したきっかけは、後輩の退職にあるんです。『JUNO天神本店』で働いているときに、仕事のプレッシャーに負けて辞めてしまった子がいて。彼女の力になりたいと話を聞いたり、社長に相談したりもしましたが、当時まだ2年目だった私には完全にフォローができなかった。そのとき初めて“人事”になりたいと思ったんです。人事になって、採用の時点で仕事の楽しさ、やりがい、きつさを正しく伝え、入社後もあらゆる局面で訪れるターニングポイントでフォローをしたいと考えるようになったんです。

採用面接ではこちらからの質問を極力おさえて、質疑応答の時間を多く取るようにしています。そのほうが相手が何を気にしてるのか見えやすいんです。問いに対して嘘なく答え、場合によっては「弊社ではこういうこともありますが大丈夫ですか?」とアラートを出してあげることもできる。面接の時でも研修の時でも、相手の立場になり耳を傾けるようにしています。これ実は現在の上司でもあり、私を採用してくれた人事の女性から学んだこと。穏やかな話し方、柔らかな物腰、輝く笑顔、いつでも私の味方になってくれる大好きな先輩。私も彼女のような女性になることが目標です。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『iPhone』
仕事柄、さまざまな研修や面接などの予定が次々と入ってきます。さらに、プライベートも充実させたい性格なので、日々のスケジュール管理は必須。ひとつのハードにまとめておかないとわからなくなるので、プライベートの予定はもちろん仕事のスケジュールもすべてiPhoneへ同期し、管理するようにしています。テンションがあがるケースもマスト。最近のお気に入りは『kate spade』です。

愛読書
My favorite book

『CREA 東京ガイド』
なにもせずに家でじっとしているのが苦手、休みの日も家にいることはほとんどありません。不意にお休みがとれたときなんかは思い立って東京へ行くことも。そんな時のために、気になる場所は常にストック!出張で東京へ行った際のちょっとした隙間時間にもお役立ちです。

企業紹介Bijinji Office

Dress the Life(株式会社渕上ファインズ)[ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

ブライダルドレスショップの運営、オリジナルドレス・和装の企画

所在地

福岡県福岡市博多区冷泉町6-16

プロフィールProfile

西村 可奈

HR(ヒューマンリソーシス)/2010年、新卒入社。今年4月に発足したPDチームでおもに教育とマナー研修を担当。バレエを習っていた子供時代、美しいドレスを着るのが何より嬉しかったと語る西村さん。そんな喜びを多くの女性に提供したいと思ったのがブライダル業界を目指したきっかけだとか。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

言葉にならない「LIGっぽさ」を探して集めて仲間にする…人事は組織をつくるクリエイターなんだ。

内定がゴールじゃないのは採用側も同じ。心をつかむ演出とフォローで入社動機を高める取り組み。

すべてがゼロからのスタート。部門立ち上げ成功のカギを握るのは、新米人事の細やかな気くばり。

採用面接でどこまで自分の付加価値を最大化できるか。あくまで応募者側の立場で利益を考える。

面接時の顔は素の顔じゃない、と仮定するところからはじまる採用活動。

会えてよかった一社、逢えてよかった人事と思われるための取組み。

エンジニアの観点で採用活動に貢献。相手の深い部分を知ることができるのは経験があったから。

自分ならどう思うか、からはじまる採用活動はスタートアップに欠かせない。