商品企画から人事へ。子育てと両立しながら制度や仕組みを創造し続ける女性管理職。

「出産」という人生の転機をキッカケに人事へ異動

新卒ではくばくに入社して以来10年近く、商品企画やマーケティングを担当する部署にいました。東京本社が設立されたタイミングで部の機能が移転することになりましたが、その時私のお腹には1人目の子どもが。だから東京には異動せず、育児休暇明けは山梨で総務人事として復職することになりました。と言っても、当初は庶務・総務の仕事内容が大半。その後人事専任になり、ようやく2年半が経ちました。商品企画は常に社外に目を向けた仕事でしたが、人事は従業員がお客様です。今までとは真逆の、社内に向かう仕事スタイルに慣れるまで、まるで鳥かごの中にいるような気分だったのを覚えています。それに人事は新しいものを生み出しながらも、決められた仕事や数字を追わなければなりません。外から見ているよりもずっと大変だということを実感しています。

部署―部下2名と私で担当しているのは採用全般と、全従業員360人の教育。そしてメンタルフォローです。どの業務にしても、人ありきの仕事だから自分の感情よりも「相手が何を求めているか?」に重点を置くように心がけています。話を聞いて状況を理解した後、一旦落ち着いて整理してから決断することが大切です。

会社の未来を想いつくった教育・研修制度

現在はまだ「教育に注力しよう!」とスタートを切ったばかり。はくばくには今まで、会社としての教育の仕組みがありませんでした。ただ会社が大幅なプラス成長を遂げた今、これから先は従業員個々のエンパワーメントを向上させていかなければならない。そう考えて異動してから研修制度を構築しました。

内容はさまざまで階層別、初任管理職研修など役職にあわせたものから新人、中堅、ベテラン向けと社員それぞれに合わせた何種類もの研修を用意しています。外部研修、集合研修以外にも、普段触れることのない社内について知ってもらうための「社内塾」も開催しています。たとえば経営管理部長が講師を担当して「会社内のお金の動きがどうなっているのか?」といったことを学んでもらいます。

試みとしては好評を得ていますが、社員は通常業務の合間を縫ってあちこちの研修を受けることになる。そのため「忙しいのになんで出席しないといけないんだ」といった反発も当然出てきます。相手の立場になると私でもそう思うだろうし、始めたばかりでは仕方ないでしょう。でも次は、社員がもっと前向きに参加したくなるフローを作ろうと試行錯誤しているところです。

「女性が活躍できる環境がある」を体現する

はくばくの社長は「失敗してもいいからどんどんチャレンジしろ!」というタイプ。だから自分で考えることができて、チャレンジする行動力もある人を積極的に採用しています。大人しそうに見えても、いざグループディスカッションをしてみると行動力抜群の子もいますから。そういう細かい部分も見守りながら探っています。人事としてのやりがいを感じる場面はたくさんありますが、やはり説明会に多くの学生さんが参加してくれる光景を見ると「大変でも1校ずつ大学回りして良かったな」と思います。新卒採用は依然厳しい売り手市場ですから、単純にはくばくを選んでくれたことを嬉しく思います。さらにその子たちが入社してくれる瞬間である入社式は、陰で見守りながらも感謝の想いでいっぱいです。

新入社員に向けて「どうしてはくばくを選んだんですか?」と質問した時に「女性管理職として頑張っている松本さんの姿を見て、私もそうなりたいと思ったから」という女子からの回答がありました。とても印象深く心に残っています。女性が働き続けられる制度や環境があるし、女性管理職を増やす計画もあるので、彼女たちには末永く活躍して欲しいですね。

娘の寝顔が頑張る勇気を与えてくれる

環境は整っていて、時短勤務を利用している女性社員もいるのですが私自身は偶然制度を使っていないんです。長女の育児休暇から復職した時に「まずはフルでやってみて、ダメだったら短時間に切り替えよう」と思ってやっていたら結局そのまま。2人目を妊娠した今もフルタイムで働いています。性格が楽観的で「ダメだったら変更すればいい。その時考えればいいか!」と思っているのが秘訣かもしれません。それに可能な限り定時に帰るようにしています。それでも新卒採用と新入社員研修が重なる3月後半から4月はさすがに忙しく、東京の大学をハシゴするなどほぼ山梨にいないことも。そういう時は主人を含め家族に甘えて、協力してもらいます。逆に言えば仕事として外出する機会は、この期間くらいなので「どうせなら楽しんじゃえ!」という気持ちで乗り越えちゃいます。どんなに仕事が忙しくても、帰宅して見る娘の寝顔がたくさんの勇気を与えてくれますよ。

休日は平日離れている分まで思いきり、娘と遊びます。習い事に連れていってから公園にいったり。もともと買い物が趣味なので、買い物でストレス発散をします。もちろん今は、自分じゃなくて娘のものですけどね(笑)

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

社長からプレゼントされた名刺入れ
山梨の伝統工芸である甲州印伝の名刺入れは、社長がポケットマネーで従業員全員にプレゼントしてくれたものです。はくばくのコーポレートマークがワンポイントで入っていて会社の一員である心強さを与えてくれるとともに、「会社の代表として来ているんだ」という自覚をくれて身が引き締まる思いがします。

愛読書
My favorite book

嫌われる勇気~自己啓発の源流「アドラーの教え」
人事職に就いた当初、相手の気持ちを理解しつつも「なぜ私の気持ちもわかってくれないんだろう」とジレンマを抱えていました。その頃ある方から紹介されたのがこの本です。アドラー心理学は、自分が変わるしかないことを改めて気づかせてくれるので、今でも定期的に読み返しています。

企業紹介Bijinji Office

株式会社はくばく[ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

雑穀、大麦、玄米、麺類、小麦粉、麦茶などの製造販売

所在地

山梨県南巨摩郡富士川町最勝寺1351

プロフィールProfile

松本 あかね

管理本部 総務人事部 人事グループ グループ長/
10年以上のマーケティング・商品企画職経験を経て、総務人事部へ異動。採用、そして全社員360名の教育とメンタルヘルスケアなど人事全般を担当。山梨、東京両拠点をはじめ各地を自ら飛び回る行動的な女性管理職でありながら2児の母でもあるスーパーウーマン。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

行動力と“言い訳しない”スタンスで、採用ブランディングに磨きをかける。

経験を自ら取りに行き、目指すは「誰よりも学生の可能性を信じ、その可能性を拡げられる」人事。

求職者との間にどれだけの「納得」を作れるか、が入社後活躍のポイント。

涼しげなまなざしで見つめる先にあるのは、採用したメンバーの活躍と成長。

人事としての見られ方にこだわるために、“就活時の自分”に会いにいく。

人事未経験から始めたからこそ、素直に仕事と向き合い、仲間から愛される存在に。

エンターテインメントの最前線から採用の現場へ。 華麗なる異動が生み出すシナジー。

“モノづくりの現場”出身の人事がこだわる、丁寧なコミュニケーションと想像力。