アメリカと日本での生活経験を活かし、採用課題を多様な価値観で解決へ導く。

アメリカで暮らして、日本で就職をする決断

アメリカで暮らして、日本で就職をする決断

就職活動をする直前までアメリカに住んでいました。父の仕事の関係もあり、日本とアメリカを行き来しながら、それぞれ10年ずつ暮らしていたんです。就活をするにあたって、日本とアメリカのどっちで自分が活躍できるのかを考えました。ミシガン、ニュージャージー、シカゴと暮らしてきて、語学力とさまざまな文化への理解力には自信がある。そして今後、日本の中小企業がグローバル進出を果たしていく可能性が高い。それなら、自分のスキルを活かせるのは日本じゃないかと判断して、東京へ行きました。

日本の中小企業の中でもパラドックスを選んだ理由は2つあります。ひとつは“志あふれる、日本へ”という経営理念に惹かれたこと。そしてもうひとつは社風が自由なこと。そのためパラドックスでは、仕事の形は無限大だと思いました。私の1つ上の先輩が入社2年目の段階で新規事業を立ち上げていたり。そういう環境であれば、自分のやりたいことができるのかなって感じましたね。

人事を担って初めて分かるお客様の気持ち

人事を担って初めて分かるお客様の気持ち

最初はディレクター職として入社。そこから1年半が経った頃に人事を兼任してみないかと声がかかりました。パラドックスには兼任の文化があります。企業や採用のブランディング事業を展開しているので、経営者や人事担当から採用に関する悩みをお聞きし、本質的な採用課題を解決していきます。その時に人事の気持ちが分からず、実感も湧かなかったら、採用の悩みを根っこまで理解しきれない、という考え方があります。私自身もディレクター業務に活かせることがたくさんあると思い、人事を始めました。

今は、新卒採用を担当しています。人事担当が日々どんなことを考えているかが、少しずつ分かるようになりました。どういう流れで選考するべきなのか、短期間でどれだけ魅力づけができるのか、そのようなことでお客様は困りがち。でも人事を担うことでその悩みを共有でき、自分の会社での選考フローの進め方、各学生に適した社員紹介の方法、食事会を開くタイミングなど、社内で成功した事例を紹介できます。「こういうインターンを開催して、そのままその中の学生から内定が出たんですよ」などと提案できるようになりました。

学生にリアルを伝える。

学生にリアルを伝える。

最初、自分は人事に向いてないと思っていました。人事は後輩の面倒見が良かったり、包容力があったり、人に対して温かみのある対応が必要です。私はまだそこに課題があるのに対して、同期で同じく採用担当の岡村はそれができる。学生の心を掴むのがうまいんです。それじゃあ自分には何ができるのか。私はディレクターを兼任しています。だから、学生にリアルを伝えられる。入社したてはどんなことにつまずいて、それをどんな風に乗り越えたのか。お客様にこんなことを言われて励みになったなど。色んな失敗も成功も経験しています。それらを伝えて、学生にディレクターの仕事をイメージしてもらえるように面接を行なっています。

ディレクターは多方面からプレッシャーがかかったり、忙しくなったりとなかなか大変な時もあります。土日もふとした時に、頭の中でこんな企画ならもっといいんじゃないだろうか?と考えることも。学生にはやりがいのある仕事ではあるけれど、その半面大変な部分もあることを正直に伝えています。その上で、ディレクターになりたいと思っているか。変化に柔軟に対応し、根気強く仕事を続けられるか。そのようなことも面接で見ているポイントです。

採用は会社の経営に影響する。

採用は会社の経営に影響する。

みなさんご存知かもしれないですがアメリカは、転職を続けて、スキルを身につけたら次にいく文化がまだあり、日本みたいに人を育てることで会社が成長していく、という認識があまりないです。パラドックスの人事になってみて、人材採用は会社の未来を作ること、ということが身に沁みました。どういう環境で、どんな先輩の下についたら学生が伸びるのか、会社にどう貢献するかを考えて、3年後、5年後を見据える。採用を考えることは、会社の経営について考えることで、人事担当だけでなく、より多くの社員が主体的に参加した方がいい。この意識をもっと色んな企業へと広めていきたいですね。

ただ、企業によってはこの意識が異なります。例えば、採用に意義を感じて、企業全体で採用を大切にしているお客様もいれば、上司から10人採用しろと言われているから、どうしても数に目がいってしまう人事担当もいます。この企業間によるギャップをできるだけ埋めたくて。そこをディレクターと人事両方を通じて行なっていきたいです。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『エッセンシャル・オイル』
レモンとユーカリの匂いが1番のお気に入りです。元々一人っ子というのもあり、1人で時間を過ごすことが好きなんです。休日はゆっくり時間を過ごすためにも部屋の片付けや読書をしながら、リラックスしています。

お気に入りの仕事道具

愛読書
My favorite book

『何度も読みたい広告コピー』


伝え方の流れが分かるので、コピーよりもボディーコピーを参考にしています。何を先に伝えて、何を真ん中に持ってきて、最後にどう落とし込んでいくのか。そんな言葉の流れを知ることは、広告に限らず、企画書づくりや会話の中でも勉強になりますね。

愛読書

おすすめカフェ
Recommended cafe

店名 風花 [ URL ]
ジャンル カフェ
電話 03-6659-4093
風花

企業紹介Bijinji Office

株式会社パラドックス

株式会社パラドックス [ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

企業ブランディング・CI・会社案内制作ほか

所在地

東京都港区北青山3-5-15 ミヤヒロビル10F

プロフィールProfile

佐原 藍

佐原 藍

ディレクター兼人事/アメリカと日本での居住経験を持つ貴重な人事。ディレクターも務めているからこそ学生にリアルを伝えられる存在になっている。5歳から大学卒業までバレエをやっていて、体を動かして舞台で表現することが昔から好きだったそう。社会人になってからは、社交ダンスも始めている。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

働き方を“選ぶ”のではなく“作る”「ワークライフバランス」のパイオニアになるために。

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エンジニアの観点で採用活動に貢献。相手の深い部分を知ることができるのは経験があったから。

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応募してくれた方の期待感や想いにどこまでも応える、というチャレンジ。

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すべての経験が糧になる。個々の能力を最大限に引き出し、サポートするのも人事の仕事。

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足りないキャリアを補って余りある、人へのあくなき興味と好奇心と探究心。

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いずれは心理学をベースにした教育担当に。見た目と中身のギャップで魅せる、クールな情熱家。

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採用面接でどこまで自分の付加価値を最大化できるか。あくまで応募者側の立場で利益を考える。

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面接時の顔は素の顔じゃない、と仮定するところからはじまる採用活動。

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