池田 美彩希Misaki Ikeda
株式会社ベルパーク
人事の原点は接客にあり。対話を大切にすることで信頼され、新たな仕事を任される。
接している時間と満足度は比例する
大学生の頃、4年間レストランでアルバイトをしていました。そのお店で働くことがすっごく楽しくて、社会人になってからも接客を続けたいと考えるようになったんです。そんな思いで就職活動を始めてベルパークに出会いました。説明会に参加すると産休育休からの復帰支援制度などが充実していることを発見。私はここなら生活の変化に合わせながらもずっと接客ができると思い、入社を決めました。
キャリアショップの販売スタッフとして社会人のスタートを切った私ですが、いきなりつまづいてしまいます。というのも同じ接客でも飲食店とは大きく異なっていたんです。当然ですよね、モバイルコンシェルジュとして接客対応するにあたっては、料金プランや契約などの説明も多く、お客様とじっくり話し込むわけですから。上手く会話ができず、沈黙になることもしばしば…。でもそこを先輩方が見逃すことなくフォローしてくれていました。日々のロープレを通じて、長時間のやりとりも難なく対応するスキルを身につけることができました。おかげでお客様と話している時間がいちばん楽しいと思えるように。そうしたコミュニケーションスキルが買われ、その後人事に抜擢されました。
自分の言葉で話すから相手に伝わる
人事に異動する社員の多くは3年以上の店舗勤務や、店長経験者がほとんど。入社して1年も経っていない私なんかにできるだろうか…と不安で当時の上司に相談しました。すると上司は「もし上手くいかなかったら、いつでも戻っておいで」と笑顔で背中を押してくれたんです!そのひと言で吹っ切れて、よし、人事やってみるか!という覚悟ができました。
そこからは、新卒採用に関わるあらゆる業務を担当。まず、異動して2ヶ月目には説明会のプレゼンターという大役を任されました。早速練習を始めたんですけど、先輩方の言葉をそのまま話すといかにも読みあげているような話し方になって。そんな時、上司から言われた「池田さんには学生といちばん近い目線で話してほしい」という言葉を思い出しました。私は背伸びをせずにそのまま自分が感じたことを話せばいいんだと気付いたんです。それからは、プレゼンテーションがいちばん上手な先輩と猛特訓。自分自身の言葉で話せるように何十時間もかけて練習しました。初めての説明会は、緊張で心臓が飛び出そうでしたけど、無事成功に終わって良かったです。
任せてくれるからこそ成長できる
内定式の後は、毎年懇親会を開催します。私自身も3年前に内定者として出席しました。その時、同期や先輩社員の方とたくさん交流できたことが嬉しくて。ベルパークに入社を決めてよかったと思えたことを覚えています。私は人事という立場になり、今度は内定者にとって思い出に残る懇親会を開きたいと思うようになりました。
提案したのはメッセージ動画の上映です。具体的には、ベルパークの全社員が内定者の皆さんの入社を楽しみにしている様子が伝わるような内容です。人事からのメッセージに加え、先輩社員からも内定者へ向けたメッセージをもらい制作しました。動画制作の経験がなかったので、つくり方を調べるところから始め、先輩方にもフォローをいただきながらなんとか完成。正直とても大変でしたが、懇親会当日、内定者の皆さんが喜んでいる姿を見たとき、言葉で言い表せないような達成感を味わうことができました。経験がないことであっても、可能性を信じてチャレンジさせてくれるところはベルパークの魅力のひとつですね。
学生に選ばれる人事でありたい
今までお話した業務以外にも選考官や人事面談など、色んな採用活動をしてきました。2018新卒の採用を通して、選考が進むごとに人事と学生の間で、表面的ではない確かな信頼が生まれていると思うんですよね。
合同説明会に参加した時、ある学生さんと出会いました。私が説明している間、その学生さんは目を輝かせながら一生懸命話を聴いてくれるんです。素敵な子だなと思っていたら、偶然その学生さんの一次選考を私が担うことに。グループディスカッションで話している姿を見て、私はもう一緒に働きたくなっていました。そして、さらに偶然が重なり、最終面接の一つ前にある人事面談も私が担当。面談中に「池田さんと一緒に働きたいです」と言ってくれたんです。そんなことを言われるなんて初めてで。お互いの気持ちが伝わったと思えた瞬間なんですよね。
一年間に説明会から関わる学生は1,000人以上。私は一人ひとりの気持ちをできるだけ汲み取れるように、プロフィールシートを毎日読み込んでいます。将来的には、学生が会社を選ぶ時に「池田さんがいるから」と判断材料の一つにされるような人事になりたいですね。
お気に入りの仕事道具
My favorite work tool
『ペンと名刺入れ』
4年間続けたアルバイトを辞める時、卒業祝いに「社会人になってから絶対使うものだから」とお店のみんなにペンと名刺入れをもらいました。今も毎日使っています。アルバイト先では、接客の基礎が身につき、信頼できる仲間と一緒に時間を過ごせたので、働けて本当に良かったと思っています。
企業紹介Bijinji Office
プロフィールProfile
池田 美彩希
管理本部 総務人事部 採用G/店舗勤務わずか10ヶ月で人事へ大抜擢。1年間、新卒採用に関わるあらゆる業務を任されていて、今ではベルパークの中でいちばん学生に近い存在として安心感を与えている。仕事終わりは、お風呂でマッサージをしたり、パックをして、肌や体のケアも欠かさない。