“モノづくりの現場”出身の人事がこだわる、丁寧なコミュニケーションと想像力。

縁とタイミングと諦めない想い

縁とタイミングと諦めない想い

もともと人が好きで大学では心理学を勉強していたこともあり、就活を通じて人事という職種に強く惹かれていきました。不安でいっぱいの学生に対して、ある種メンターのような立ち位置で内定獲得への後押しをしてくれる。就活生ながら素敵な仕事だなと。ただ、当時の私はいまほど明確なビジョンを持っていなかった。それに新卒で未経験から人事に就ける募集もほとんどありません。そんなこともあり、漠然と就職先を決めてしまいました。

転機となったのは知人に誘われてゲームアプリ会社の新規部署立ち上げに参画したこと。クリエイティブチームの進行管理的な役割からディレクターまでさまざまな仕事を経験しました。その過程で自分のやりたいことの輪郭を描いていき、当初の希望だった人事へのステップを踏むために転職を決意。まずはキャリアやスキルがない分、派遣に絞って仕事を探しはじめました。縁あってザッパラスと出会い、派遣の採用アシスタントとしてリスタート。私にとっては願ったりかなったりの環境です。その後、タイミングよくアシスタントから採用担当、そして正社員へ。リスクもあったと思いますが諦めないことがいまの自分を引き寄せたんだと思っています。

大切なことは全てディレクター時代に学んだ

大切なことは全てディレクター時代に学んだ

仕事上で大事にしているのは、丁寧なコミュニケーションと想像力です。採用って調整業務が想像以上に多いんです。その中でただスケジュールをあわせるだけでなく、上手くつなぐこと。候補者の魅力をいかに面接官に伝えるか、また候補者に対してはクッション役となって質問の意図を補足するなどの動きがマッチング精度につながると思うんです。こうした取り組みで圧迫感なく、素に近い状態での面談を実現する。そのために必要なのが丁寧なコミュニケーションだと思います。

そしてもうひとつの想像力とは、常に一歩先、二歩先に意識を向けるということ。何かを伝えるときにもその人は何を求めているのかを一度考えてからアウトプットする。たとえば忙しい人に面接をお願いすると、なかなかコミュニケーションの時間もとれません。そんなときは毎日デスクに付箋を貼るなどして自分を認識してもらう。回答が必要なときは事前に限定質問をたくさん用意する。どうしたら仕事の相手がやりやすくなるかを想像して動くんです。これらはすべて、ゲームアプリのディレクター職時代に会得したもの。デザイナーやエンジニアにとって働きやすい環境をつくる経験を積んできたおかげです。

内定承諾からの辞退、そこからの成功体験

内定承諾からの辞退、そこからの成功体験

いまは中途採用がメインです。現場からの採用ニーズと予算を考えて媒体選定から取材対応、応募者対応、面接、内定から入社フォローまで一連の流れをひと通り手掛けています。この1年半で100人以上、150人ぐらいは面接したでしょうか。その中でも特に印象深いのが、はじめてアシスタントではなく主担当として採用に携わった案件で、内定承諾まで行ったにも関わらず辞退されたこと。普通ならそれで終わりなのですが、あまりにも残念だったので一度会社に来てお話ししませんかと提案。その募集は契約社員だったのですが、話し合いの中で本人は正社員希望だったことがわかりました。

そこで「なぜ正社員がいいのか」という理由を一緒になって考えました。その過程で彼女の今後のキャリア形成についても触れ、ザッパラスならステップアップを経て自分自身の成長につながるであろうこと、正社員登用のチャンスもあることなどを説明。最終的に「頑張ります!」という逆転に持ち込めました。これは…テクニックとしてはメチャクチャだったかもしれません。でも熱意で人を動かすことができる、という成功体験としていまでも胸に刻まれていますね。

機嫌よく働く、を常にこころがけて

機嫌よく働く、を常にこころがけて

多様性という言葉がありますが、まさにザッパラスを表現しています。当社には正社員だけじゃなく契約社員や派遣社員、時短のママさん社員もいればアルバイト社員もいる。でも雇用形態で業務の幅を決めることはありません。あくまで能力に紐づくので、ママだからとか時短勤務だからといった理由で不利になることがない。あるのは役割分担だけです。しかも上司部下も同じで、得手不得手を補いあう関係。モノづくりの会社なんだから、いいモノをつくるために役職関係なくフラットに話し合おうよっていう風土。ここが当社のいいところなんですよね。私もモノづくりの現場出身ですから居心地の良さを感じています。

ザッパラスが大切にしている考え方の一つに「機嫌よく働いてください」という言葉があるのですが、私自身常に心掛けていることでもあります。やはり一緒に働く仲間が元気がないとか、機嫌が悪いのでは気になって仕方ないですよね。作業効率も下がります。逆にみんなが機嫌よく働けばいいものが効率よく生まれるはず。人事だって同じです。訪れる候補者の方に好印象を抱いていただくために、最大限元気よく、そして機嫌よく働くことをスタンダードにしているんです。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『ハンドクリームとリップ』
結構、仕事でバタバタすることが多いんですが、そんなときに好きな香りで一息入れるのを習慣にしています。ロクシタンのハンドクリームとリップはデスクの常備アイテム。この器も2010年のハロウィンのときに買ったお気に入りです。家にあっても使い道ないんですが、会社なら、と引っぱり出してきました。

お気に入りの仕事道具

おすすめカフェ
Recommended cafe

店名 ファクトリー [ URL ]
ジャンル カフェ
電話 03‐6419‐7739
ファクトリー

企業紹介Bijinji Office

株式会社ザッパラス

株式会社ザッパラス [ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

モバイルサービス事業、海外事業

所在地

東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 東建インターナショナルビル

プロフィールProfile

池田 雪子

池田 雪子

管理PJ HR U/漠然とした就活を経て紆余曲折ありながらも、念願だった人事デビューを果たした行動派。中途採用をメインに媒体選定から日程調整、面接、内定から入社フォローまでを手掛ける。現在はスタッフクラスの採用が中心だが、今後はマネージャーやスペシャリストの採用も手掛けていきたいと意欲的な美人事。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

ひとりひとりの社員が理念についての「解」を持つこと…その積み重ねが採用ブランドになる。

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会社の拡大を支える基幹部署の初期メンバーとして。”お姉さん人事”が見据える先。

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本質を見出すために、意味と目的を考え続ける。人事の仕事は採用することだけじゃない。

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何でもポジティブにチャレンジしていたら、自ずと仕事の幅が広がった。

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入社半年で選考官も、広報も、教育も担う。仕事の範囲を広げるヒントは、自分の視点を持つこと。

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社内はもちろん学生や求職者からも“頼られる”存在に…3年目人事が磨くべきスキルとは。

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数字にこだわる“リケジョ”人事が、アフターコロナに仕掛ける採用クオリティの向上とは。

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大切なことは履歴書ではわからないから、できる限り多くの人との対話を。

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