社内と学生を結びつけるための人事。採用活動をこえた未来探しのお手伝い。

採用担当者に魅了されたことがはじまり

採用担当者に魅了されたことがはじまり

学生時代、100社以上の合同説明会に参加した時に、唯一顔を覚えていたのがコスモスイニシアの採用担当の男性でした。目の輝き方がまるで少年のようにキラキラしているけど、話すことは総じてロジカル。求めた以上の答えをくれ、会った瞬間から心をつかまれて強烈に惹きつけられたのを覚えています。彼は当時入社4年目の27歳、ちょうど今の私と同じくらいのキャリアでした。

影響力のある人間になりたいという目標をもつ私に大きな影響を与えてくれた彼に興味を持ち、入社を決意。その方が1年目で新人賞を受賞したことを聞き、負けるものか!と配属された一般仲介の部署で頑張り、見事1年目で私も新人賞をいただく事ができました。それから所長直下でメンバーを持ち、マネジメントを経験。育成について考えながら決断力、実行力が培われてきたかなというタイミングで人事へと異動。現在は新卒採用の首都圏エリアを担当しています。

「不動産だからこそ出来ることもあるよ」

「不動産だからこそ出来ることもあるよ」

これ、不動産業界に全く興味がなかった、私の心を動かした一言です。不動産というのは、全てのビジネスの根幹となるもの。本社をどこに置くかは会社の重要なポイントだし、個人の資産としてもとても大切。そして仕事としてあらゆる業界、年齢、職種の人たちと肩を並べることができる世界です。普通だったら関わることのできない人から契約の合間に家族のお話を聞いたり、ランチしたり。あるいは飲みにいってさまざまな価値観と触れることは、人として非常に貴重な体験をさせていただいたと思っています。

高額な商品を扱うわけですから、時には背筋が伸びるような出来事も。入社1年目、自社物件を査定する機会があり、他社より1千万円近く低い見積もりを出して「人の資産を馬鹿にしているのか」と持ち主の方の怒りを買ってしまいました。今考えても妥当な計算だったと思うけど、態度や話し方、見せ方ひとつで印象は変わってきます。それ以来、今まで以上に自分が人からどう見えているのかを意識して、プロとして誠意をもって接することを心がけています。もちろん人事に異動してからも、です。

大切なのは自己分析できているかどうか

大切なのは自己分析できているかどうか

私が教育を担当した男の子が退職する際には悩みました。彼は真面目で慎重だけど熱意もあって。2年間一緒に働く中で、逆に教えられたことも多かったものです。公務員に転職したんですが、彼がこの会社に抱いた像と相違があったかな?彼にとってこの会社に来ることが正解だったの?って。今なら「彼の入社は正しい選択だった」と言えるんですけど、当時は考え込んでしまいました。

新入社員にも、教育担当にも、上席にも「この採用は良かったの?」と疑問に思って欲しくない。そのためにも就職活動の時は自分自身としっかり向き合い、冷静に考え、全ての選択肢の中で最善と判断したなら仲間になって欲しい。ただ、想いとは裏腹に、会社からは採用すべき人数などの数字が提示をされます。その整合性を採ることが最も難しいと感じる部分です。社内にはいろんな価値観の持ち主がいる。でも芯の部分はみんな一緒です。自分自身の人生を生きて、どう楽しんでいくか。きちっと考える先にこの会社があったから働いている。そんな人ばかりです。だから学生にも特に求める人物像はありません。代わりに自分の人生プランのゴールをどこに置くのかだけはしっかり決めてきてほしいですね。

全従業員が会社の財産

全従業員が会社の財産

就活生には採用や人事ということを抜きにして、とことん向き合うようにしています。その中で必要であれば、社員と会ってもらいます。社内には個性豊かな人が溢れていますから、その子が自分自身と向き合い、キャリアビジョンを描くために、学生それぞれにしっかり向き合い寄り添うのが私の役目。昔から出会う人全てに興味を持ち、色々と聞いてみたいと思う好奇心の持ち主でした。だから片っ端から呑みに誘ってみたり。ある時は社内の女子全員に声をかけて全社女子会を開催したり。そうしている内に、何か困ったことがあれば「これはあの人が詳しかったな!」とすぐに電話して聞けるくらい、多くの社員を知ることにつながりました。逆に私の事を知らない人は社内にいないぐらい(笑)。だから学生と話していると「あの人かな」って自然と顔が浮かんでくるんです。学生だけでなく、後輩に対しても積極的に飲み会の企画手順を引き継ぎして、色々な人と話す機会を増やしてあげるようにしています。意識してやっているというより、好きだからこそ。私の最終的なゴールは「会えてよかった」と言われ、みんなに囲まれて人生の幕を閉じたい。これ、本気でめざしています(笑)。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『マウスとボールペン』
お客様の自社製品でおすすめされたのがこのマウス。オシャレで持ち運びもやすくホイールボタンの音が電子音で再現されている細かいところもお気に入り。ボールペンは横浜の高級地域みなとみらいを担当する事になった2年目、きちんとしなくては、と意識して自分で購入した思い出の品です。

お気に入りの仕事道具

愛読書
My favorite book

『できる大人のモノの言い方・話し方/杉山美奈子著』


入社後からずっと大切にしている本です。年齢別の言葉遣い、物腰など細かなアドバイスが載っているのでこの系統の本を3冊ほど持っています。お客様からの問い合わせがあると、大体のご年齢を考えて、こんな話し方をすると自分がどう見えるかなど研究したり、メールの文面をお手本にしています。

愛読書

おすすめカフェ
Recommended cafe

店名 SHIBAURA GRILL [ URL ]
ジャンル レストランバー
電話 03-6459‐4253
SHIBAURA GRILL

企業紹介Bijinji Office

株式会社コスモスイニシア

株式会社コスモスイニシア [ 企業サイト:URL ]

事業内容

不動産販売事業、不動産賃貸事業、不動産流通事業

所在地

東京都港区芝5-34-6 新田町ビル(受付7階)

プロフィールProfile

川本 沙弥加

川本 沙弥加

経営管理本部 総務人事部 人事課/2013年新卒で入社。一般売買仲介の部署を経て、新卒採用の首都圏エリアを担当。コンプレックスさえも活用し、力強く輝く美人事。時間ができればとにかく人に会いに行く。九州、金沢、海外と次々飛び回るフットワークの軽さは誰にも負けない。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

言葉にならない「LIGっぽさ」を探して集めて仲間にする…人事は組織をつくるクリエイターなんだ。

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何でもポジティブにチャレンジしていたら、自ずと仕事の幅が広がった。

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エンターテインメントの最前線から採用の現場へ。 華麗なる異動が生み出すシナジー。

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エンジニアの観点で採用活動に貢献。相手の深い部分を知ることができるのは経験があったから。

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強烈な失敗体験をバネに「組織とは?」「人材とは?」を常に問い続ける人事リーダーの本音。

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何かあればすぐ思い出される存在に。“世話焼き”人事が目指すのは「職場のお母さん」。

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求職者との間にどれだけの「納得」を作れるか、が入社後活躍のポイント。

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いわゆる“人事”ではなく、自社専任の“採用コンサルタント”がいると、学生の覚悟が変わる。

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