人事の仕事は経営…環境が人を育て、磨き、やがて組織をも成長させる。

数じゃなくて、人をみる

私は日本メディカルに入社する前までに3社経験しています。1社目と2社目が大手企業、3社目がベンチャー企業です。最初に入社した大手企業で、新しく採用された人が活躍できないまま辞めていくケースを何度もみてきて、なぜこういう事態になるのか不思議に思っていました。後々になってわかった理由が、人事も営業と同様に数字で評価される部分がある。つまり、採用人数の目標を達成するために半ば強引な採用もあるということ。元々人事に興味があったからこそ、そんな光景をみて、もっと応募者と向き合う採用活動をすべきなんじゃないかと思うようになりました。

そんな想いを抱きながら人事に絞って転職活動をして、日本メディカルと出会いました。最初はちょっと話を聞いてみようかなという程度だったんですけど、最終選考でその気持ちは変わります。それまでの転職活動では、どの面接官も私の経験にしか興味がないようでした。でも当社の最終面接で社長は私の人柄をみて、将来について聞いてくれたんです。ここなら数じゃなくて、人をみる採用活動ができると思って、もう内定が出る前にこの会社にしようと決めていましたね。

人事課を立ち上げて、採用条件を構築

実のところ、日本メディカルは私が入社して初めて人事課を立ち上げたんです。採用活動の軸がブレないように社長とどんな人を採用していきたいかを入念に話し込みました。特に面接で応募者をみるポイントについては、いちばん時間を割きましたね。

私たちがみているポイントは、人柄。ひとえに人柄といっても会社に合う方を採用しなければなりません。私は、比較的人の性格を見抜けるタイプだと思っていたんですけど、まだ欠けている部分があることに気づきました。きっかけは、ゼネラル・エレクトリックの元CEOジャック・ウェルチが掲げていた4つの採用の条件を知ったとき。1つ目、誠実。2つ目、知的能力。3つ目、大人の振る舞い。4つ目、周りを元気づけるエネルギーを持っているかどうか。この観点の中で2つ目と3つ目を見抜くために、ちょっと突っ込んで否定的な質問をしたときにどう返してくるかを聞いています。「でも」とか「そうじゃなくて」と言って、ムキになる人は決して大人の振る舞いができません。逆に、相手の意見を受け入れて、自分の考えを論理的に発言できる人は条件を満たす方です。この観点と社長と話し込んだ内容を踏まえて、面接をしています。

優秀な人がいると自分の能力が上がる

一人ひとりの応募者にこだわるからこそ、日本メディカルの内定率はとっても低いです。今は月に200~250件ぐらいの応募があったとして1名採用できる程度の割合。でも、ここまで会社と応募者の未来を真剣に考えて採用しているからこそ定着率が高く、みんな能力を最大限発揮してくれています。

私自身、採用してきた人たちや社長、役員、現場の社員に影響されることが多くって。自慢でもなんでもなく、みんな本当に優秀なんですよ。今まで私は、自分本位で動いていましたけど、日本メディカルでは、無意識に仲間の話を聞いています。なぜなら「この人は、相手に納得してもらえる提案ができる」「あの人は、私よりも何手も先を見越して動いている」など自分にない能力を持っている人が多いからなんです。
私は今まで感性で生きてきたところがある。どちらかというと勢いでなんでもやってきた。でも、それだけだと採用・教育をする上で困ることがたくさんあります。これからも優秀な仲間の優れた能力を見つけて、論理的思考能力をもっと身につけていきたいですね。

主観的な視点から客観的な視点に

日本メディカルに入社して2回目の誕生日をみんなから祝ってもらいました。そのときに毎回スピーチがあるんですけど、動画を撮影しておくんです。私は去年撮影した動画をみて、主観的な視点から客観的な視点で物事を考えることができるようになったと感じています。今までは、会社で能力が発揮できない人に対して、なんでできないんだろうと自分の尺度だけで考えていました。でも今は、会社の未来を考えたときにどうすればもっと能力を発揮できるのか、客観的な視点で人員配置を考えています。

私は将来的にCHOと呼ばれる最高人事責任者をやりたいと思っています。ヒューレット・パッカードの経営の不変の法則で、「自社の成長に必要なことは成長を担う適切な人材を採用し続けて、かつ維持すること」というのがあります。これを知ったとき、人事の仕事は経営なんだと思いました。売上をたくさん上げることや新しい事業を始めることも、人がいなければ何も始まらない。つまり、私の採用活動が会社の成長に直結するわけです。冷静にどうすれば適切な人材を採用でき、活躍できるのかを考えられる経営視点を持った人事になっていきたいです。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『ボールペン』
去年の誕生日に会社からプレゼントとしてもらいました。今までは100均のボールペンだったんですけど、やっぱり良いものは書きやすさが全然違いますね。それに日本メディカルカラーだったこともあって、面接をする時に応募者について何か書く時は、いつもこれを使っています。

愛読書
My favorite book

『ビジョナリー・カンパニー 2 ~飛躍の法則~』
この本は1~4のシリーズがあって、中でも飛躍の法則はオススメ。特に第三章の『誰をバスに乗せるか』は採用業務に直結していて、人事の方全員に読んでもらいたいほどです。内容は、最初に人を選び、その後に目標を選ぶという考え方について書かれていて、きっと共感する人は発見できる要素がたくさん詰まっていると思います。

企業紹介Bijinji Office

日本メディカル株式会社[ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

医療介護福祉業界に特化した人材紹介事業

所在地

【本社】東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー11F

プロフィールProfile

安達 怜奈

管理部 人事課 課長/愛社精神があり、誰よりもメンバーの活躍を本気で考えている。いつも仕事を楽しんでいて、生涯働き続ける意志のある人だ。趣味は、ホテルを巡ることで、ラグジュアリーホテルやシティホテルなど色んな場所に行っている。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

社内はもちろん学生や求職者からも“頼られる”存在に…3年目人事が磨くべきスキルとは。

一度は断った人事への異動。セールスをやりきった先に見つけた、採用担当としての矜持。

グローバルコンサルティングファームで新卒採用を担うやりがいの大きさ。

採用される側から採用する側に移ると“年齢の近さ”は強みになる。

経営視点に採用現場の想いを重ねることで、人事としてのビジョンはさらに大きく。

ランチにビデオ、私服面談…さまざまな工夫で学生との間の“壁”をなくす。

学生と人事、現場と人事。見えない距離を埋める“コンテンツ”として輝き続ける。

強烈な失敗体験をバネに「組織とは?」「人材とは?」を常に問い続ける人事リーダーの本音。